放送内容
神奈川県立相模原高等学校の同窓会がお送りするラジオ番組「Go!Go! 県相」。シーズン13第10回の放送では、日本のテレビドラマ界の第一線で大ヒット作を連発されている素晴らしい卒業生をゲストにお迎えしました!
今回のゲストは、28期生(昭和50年生まれ)の脚本家・吉澤智子さんです。NHK大河ドラマ『八重の桜』をはじめ、『火流の宴』『ダメな私に恋してください』『初めて恋した日に読む話』『ドクターDMAT』など、誰もが一度は耳にしたことのある名作の数々を執筆されている吉澤さん。
「当時は完全に落ちこぼれだったから、怒られないかハラハラしながら来た」とユーモアたっぷりに語る吉澤さんに、部活動に全てを捧げた濃密な高校3年間の思い出を伺いました。
この記事では、番組内で盛り上がったエピソードをピックアップしてお届けします。
スカウトされて入部!名物顧問のもとで明け暮れた強豪バスケ部時代
高校時代の吉澤さんは、まさに「バスケットボールをしに学校に行っていた」と言っても過言ではないほど、部活動一色の生活を送っていました。中学時代にバスケ部で活躍していた吉澤さんのもとに、県相の女子バスケ部顧問だった黒川先生から直々に「県相のバスケ部に入りませんか」という熱心なはがきが届いたことが入学のきっかけでした。
当時、体育教師だった黒川先生は日本体育大学出身で、全日本チームのトレーナーも務めたことのある、まさにバスケの一流プロフェッショナル。その指導は凄まじくタフなものでした。実は吉澤さん、中学での練習がハードすぎたため、高校ではバレーボール部に仮入部していたそうです。しかし、それを聞きつけた黒川先生が隣のコートからやってきて、「お前、なんでバレー部にいるんだ!」と毎日愛の鉄拳(!?)を振るい、怖くなって結局バスケ部へ入部したという驚きの裏話を明かしてくれました。
入部してからの日々は遠征と合宿の嵐。人生で初めて訪れた大阪への遠征では、強豪短大の体育館に缶詰めにされ、「ドナドナされる牛のように、バスの車窓からしか大阪の街を見られなかった。ずっと走らされてそのまま帰ってきた(笑)」と振り返るほど過酷な青春でした。その結果、授業中は「部活のために静かに体力を温存する時間」となり、タオルを敷いて静かに爆睡する毎日だったそうです。
「佐野バー」の満州引き揚げ話に古典の漫画宿題。吉澤さんの心を掴んだ自由な授業
そんな“体力温存”の日々の中でも、文系だった吉澤さんの記憶に今も深く残っている、脚本家としてのルーツとも言える魅力的な授業がありました。
特に大好きだったのが、生徒たちから「佐野バー」の愛称で親しまれていた世界史(・日本史)の佐野先生の授業です。当時すでに大ベテランだった女性の佐野先生は、教科書に沿った内容だけでなく、ご自身の凄絶な「満州からの引き揚げ体験」を物語のように授業に織り交ぜて話してくれたそうです。そのお話は、教科書の文字を追うだけでは絶対に得られない、生きた歴史のドラマとして吉澤さんの心に深く刺さりました。
また、当時の県相の先生方は非常にユニークで自由度が高く、古典の授業では夏休みの宿題として「『あさきゆめみし』(源氏物語の漫画)を全部買って読め。そうすれば平安時代の文化も価値観も一発で頭に入るから」と言い放つ先生もいたそうです。こうしたクリエイティブで大らかな教育が、現在の脚本家としての豊かなキャラクター描写やストーリー作りの土台になっているのかもしれません。
一方で、理系科目に関しては「破壊的に意味がわからなかった」と語る吉澤さん。数学のテストでは大問が4つほどしか出ないため、解けないと時間が余ってしまい「暇だな……」と天井を見上げていたそうです。それでも優しい数学の先生が「ここだけは絶対出すからな」と事前に教えてくれた公式を必死に書き写し、なんとか努力の爪痕を残して20点をもぎ取っていたという、親近感のわくエピソードでスタジオを沸かせてくれました。
そんな吉澤さんのリクエスト曲は、過酷な練習中に「ゲゲゲと吐きそうになりながら、シュートを打たされ走らされた苦しい記憶(笑)」と結びついているという、映画『トップガン』の激しいサウンドトラック(Kenny Logginsの「Danger Zone」)でした。
【同窓会コーナー】現役生の優勝ラッシュ&慶應高校との激闘!さらに創立60周年事業も始動
番組後半の同窓会コーナーは案内役のナツきさんが担当し、現在の田代校長先生から寄せられた現役生たちの素晴らしい活躍実績と、学校の最新情報を紹介しました。
空手道部: 第50回相模原市民空手道選手権大会の「成人女子有段形の部」で見事優勝を果たしました!
バドミントン部: 第69回相模原市バドミントン選手権大会の「高校生女子ダブルス」にて、見事なコンビネーションで優勝を飾りました。
弓道部: 第57回相模原市民選手権大会の「高校生女子の部」にて、県相の生徒が優勝と準優勝を独占(1位・2位フィニッシュ)するという圧倒的な強さを見せつけました。
陸上競技部: 第76回北相地区高等学校陸上競技大会にて、男子800mで4位、男子110mハードルで第2位、男子走り高跳びで第3位、女子400mで第3位と、複数の種目で表彰台に登る見事な成績を残しました。
卓球部: 第69回相模原市民選手権大会の女子の部にて、第3位と第5位に入賞しました。
野球部: 夏の神奈川県大会において快進撃を続け、4回戦まで進出!バレスト平塚球場で行われた4回戦の相手は、のちに甲子園で優勝を果たす大本命の慶應義塾高校でした。結果は10対0(8回コールド)で惜しくも敗れたものの、大観衆の中で日頃の練習の成果を堂々と発揮し、魂の込もった熱い好ゲームを展開しました。なお、野球部では技術面だけでなく、心の成長も促すため「メンタル講習会」を実施するなど、最先端のケアも取り入れています。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH): 7回目を迎える取り組みとして、20人の生徒が参加する「サイエンスツアー」を実施。JAXA筑波宇宙センターや筑波大学での本格的な講義体験、国土地理院の「地図と測量の科学館」を巡り、最先端の科学に触れました。
国際交流: 7月末から8月にかけて、アメリカから20名の短期留学生を学校に受け入れました。校内でのウェルカムパーティーや、ホストファミリーとしての鎌倉観光を敢行。さらに、茶道部・書道部・弓道部への部活見学を実施し、日本の伝統文化を伝えました。その後は英語ディベート部の部員たちと一緒にフルーツバスケットなどのゲームを行い、国境を越えた生の熱い交流を楽しみました。
そして、今年はいよいよ県相の「創立60周年」という大きな節目の年です。学校の保護者、先生方、そして同窓会から数名が参加して「創立60周年記念事業実行委員会」が正式に立ち上がりました。現在、記念事業の具体的な内容について熱活に検討が進められており、随時番組でも進捗をお伝えしていく予定です。
【同窓会事務局からのお願い】
住所や氏名、連絡先が変更になった方は、同窓会ホームページの「連絡フォーム」よりお早めにお知らせください。現在、12月に会員の皆様のお手元にお届けする大切な同窓会報の編集作業が急ピッチで進んでおります。確実にお届けできるよう、情報更新のご協力をお願いいたします。
また、クラス会、学年同期会、部活動の同窓会(OB・OG会)を開催される際は、同窓会から通信費の開催支援として「1人当たり200円の補助(部活単位のOB会は上限1万円、終了後に結果報告書と名簿を提出)」を行っています。少しずつ開催の報告が増えてきておりますので、企画されている幹事の方は、どうぞお気軽に同窓会事務局までご連絡・ご相談ください。
今回のゲストは、28期生(昭和50年生まれ)の脚本家・吉澤智子さんです。NHK大河ドラマ『八重の桜』をはじめ、『火流の宴』『ダメな私に恋してください』『初めて恋した日に読む話』『ドクターDMAT』など、誰もが一度は耳にしたことのある名作の数々を執筆されている吉澤さん。
「当時は完全に落ちこぼれだったから、怒られないかハラハラしながら来た」とユーモアたっぷりに語る吉澤さんに、部活動に全てを捧げた濃密な高校3年間の思い出を伺いました。
この記事では、番組内で盛り上がったエピソードをピックアップしてお届けします。
スカウトされて入部!名物顧問のもとで明け暮れた強豪バスケ部時代
高校時代の吉澤さんは、まさに「バスケットボールをしに学校に行っていた」と言っても過言ではないほど、部活動一色の生活を送っていました。中学時代にバスケ部で活躍していた吉澤さんのもとに、県相の女子バスケ部顧問だった黒川先生から直々に「県相のバスケ部に入りませんか」という熱心なはがきが届いたことが入学のきっかけでした。
当時、体育教師だった黒川先生は日本体育大学出身で、全日本チームのトレーナーも務めたことのある、まさにバスケの一流プロフェッショナル。その指導は凄まじくタフなものでした。実は吉澤さん、中学での練習がハードすぎたため、高校ではバレーボール部に仮入部していたそうです。しかし、それを聞きつけた黒川先生が隣のコートからやってきて、「お前、なんでバレー部にいるんだ!」と毎日愛の鉄拳(!?)を振るい、怖くなって結局バスケ部へ入部したという驚きの裏話を明かしてくれました。
入部してからの日々は遠征と合宿の嵐。人生で初めて訪れた大阪への遠征では、強豪短大の体育館に缶詰めにされ、「ドナドナされる牛のように、バスの車窓からしか大阪の街を見られなかった。ずっと走らされてそのまま帰ってきた(笑)」と振り返るほど過酷な青春でした。その結果、授業中は「部活のために静かに体力を温存する時間」となり、タオルを敷いて静かに爆睡する毎日だったそうです。
「佐野バー」の満州引き揚げ話に古典の漫画宿題。吉澤さんの心を掴んだ自由な授業
そんな“体力温存”の日々の中でも、文系だった吉澤さんの記憶に今も深く残っている、脚本家としてのルーツとも言える魅力的な授業がありました。
特に大好きだったのが、生徒たちから「佐野バー」の愛称で親しまれていた世界史(・日本史)の佐野先生の授業です。当時すでに大ベテランだった女性の佐野先生は、教科書に沿った内容だけでなく、ご自身の凄絶な「満州からの引き揚げ体験」を物語のように授業に織り交ぜて話してくれたそうです。そのお話は、教科書の文字を追うだけでは絶対に得られない、生きた歴史のドラマとして吉澤さんの心に深く刺さりました。
また、当時の県相の先生方は非常にユニークで自由度が高く、古典の授業では夏休みの宿題として「『あさきゆめみし』(源氏物語の漫画)を全部買って読め。そうすれば平安時代の文化も価値観も一発で頭に入るから」と言い放つ先生もいたそうです。こうしたクリエイティブで大らかな教育が、現在の脚本家としての豊かなキャラクター描写やストーリー作りの土台になっているのかもしれません。
一方で、理系科目に関しては「破壊的に意味がわからなかった」と語る吉澤さん。数学のテストでは大問が4つほどしか出ないため、解けないと時間が余ってしまい「暇だな……」と天井を見上げていたそうです。それでも優しい数学の先生が「ここだけは絶対出すからな」と事前に教えてくれた公式を必死に書き写し、なんとか努力の爪痕を残して20点をもぎ取っていたという、親近感のわくエピソードでスタジオを沸かせてくれました。
そんな吉澤さんのリクエスト曲は、過酷な練習中に「ゲゲゲと吐きそうになりながら、シュートを打たされ走らされた苦しい記憶(笑)」と結びついているという、映画『トップガン』の激しいサウンドトラック(Kenny Logginsの「Danger Zone」)でした。
【同窓会コーナー】現役生の優勝ラッシュ&慶應高校との激闘!さらに創立60周年事業も始動
番組後半の同窓会コーナーは案内役のナツきさんが担当し、現在の田代校長先生から寄せられた現役生たちの素晴らしい活躍実績と、学校の最新情報を紹介しました。
空手道部: 第50回相模原市民空手道選手権大会の「成人女子有段形の部」で見事優勝を果たしました!
バドミントン部: 第69回相模原市バドミントン選手権大会の「高校生女子ダブルス」にて、見事なコンビネーションで優勝を飾りました。
弓道部: 第57回相模原市民選手権大会の「高校生女子の部」にて、県相の生徒が優勝と準優勝を独占(1位・2位フィニッシュ)するという圧倒的な強さを見せつけました。
陸上競技部: 第76回北相地区高等学校陸上競技大会にて、男子800mで4位、男子110mハードルで第2位、男子走り高跳びで第3位、女子400mで第3位と、複数の種目で表彰台に登る見事な成績を残しました。
卓球部: 第69回相模原市民選手権大会の女子の部にて、第3位と第5位に入賞しました。
野球部: 夏の神奈川県大会において快進撃を続け、4回戦まで進出!バレスト平塚球場で行われた4回戦の相手は、のちに甲子園で優勝を果たす大本命の慶應義塾高校でした。結果は10対0(8回コールド)で惜しくも敗れたものの、大観衆の中で日頃の練習の成果を堂々と発揮し、魂の込もった熱い好ゲームを展開しました。なお、野球部では技術面だけでなく、心の成長も促すため「メンタル講習会」を実施するなど、最先端のケアも取り入れています。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH): 7回目を迎える取り組みとして、20人の生徒が参加する「サイエンスツアー」を実施。JAXA筑波宇宙センターや筑波大学での本格的な講義体験、国土地理院の「地図と測量の科学館」を巡り、最先端の科学に触れました。
国際交流: 7月末から8月にかけて、アメリカから20名の短期留学生を学校に受け入れました。校内でのウェルカムパーティーや、ホストファミリーとしての鎌倉観光を敢行。さらに、茶道部・書道部・弓道部への部活見学を実施し、日本の伝統文化を伝えました。その後は英語ディベート部の部員たちと一緒にフルーツバスケットなどのゲームを行い、国境を越えた生の熱い交流を楽しみました。
そして、今年はいよいよ県相の「創立60周年」という大きな節目の年です。学校の保護者、先生方、そして同窓会から数名が参加して「創立60周年記念事業実行委員会」が正式に立ち上がりました。現在、記念事業の具体的な内容について熱活に検討が進められており、随時番組でも進捗をお伝えしていく予定です。
【同窓会事務局からのお願い】
住所や氏名、連絡先が変更になった方は、同窓会ホームページの「連絡フォーム」よりお早めにお知らせください。現在、12月に会員の皆様のお手元にお届けする大切な同窓会報の編集作業が急ピッチで進んでおります。確実にお届けできるよう、情報更新のご協力をお願いいたします。
また、クラス会、学年同期会、部活動の同窓会(OB・OG会)を開催される際は、同窓会から通信費の開催支援として「1人当たり200円の補助(部活単位のOB会は上限1万円、終了後に結果報告書と名簿を提出)」を行っています。少しずつ開催の報告が増えてきておりますので、企画されている幹事の方は、どうぞお気軽に同窓会事務局までご連絡・ご相談ください。