放送内容
神奈川県立相模原高等学校の同窓会がお送りするラジオ番組「Go!Go! 県相」。シーズン12第4回の放送では、今年4月に母校の新たな舵取り役として着任されたばかりの第19代校長・田代宗弘先生をスタジオにお迎えしました 。
前任の相模高校での校長職を経て、10数年ぶりに県相の門をくぐられた田代宗弘先生 。かつては国語科の教諭として46期生の担任を務め、古文や現代文の授業で教鞭を執られていた「お帰りなさい!」な縁を持つ先生です 。
「生徒の夢や進路を叶えるために、私たち教員も常にスキルを上げ続けなければならない」とまっすぐに語る田代宗弘先生に 、現在の県相生の輝かしい日常や、まもなく完了する校舎の耐震工事の進捗についてたっぷりと伺いました。
この記事では、番組内で盛り上がったエピソードをピックアップしてお届けします。
46期の担任から19代校長へ!田代宗弘先生が見つめる「変わらない県相魂」
4月に着任されてから約3ヶ月 。10数年ぶりに校長として戻ってきた母校の印象を尋ねられると、田代宗弘先生は深い感慨とともに「昭和39年の開校以来、先輩たちが脈々と築き上げてきた『文武両道』『切磋琢磨』の精神は、今も何一つ変わらずに息づいている」と太鼓判を押されました 。
ほとんどの生徒が運動部・文化部を問わず部活動に所属し、仲間と工夫を重ねながら毎日汗を流す一方で 、学校行事にも一切手を抜きません 。番組が収録された6月には、伝統の「体育祭」が盛大に開催されました 。本番を迎えるまでの間、生徒たちは昼休みになると自発的にグラウンドや教室に集まり、応援合戦のダンス練習に明け暮れていたそうです 。
「授業が終われば行事の練習へ走り、それが終われば放課後は部活動に没頭する。3年間を常にフル回転で全力疾走しているのが県相生であり、この素晴らしい熱気あふれる伝統は、教員が無理に作ろうとして作れるものではない」と 、現役生たちの頼もしい姿に目を細めていらっしゃいました。
「答えのない問い」に挑む!大学や国民生活センターへ出向く最先端の探究授業
現在の県相を語る上で欠かせないのが、文部科学省から指定を受けている「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」としての先進的な取り組みです 。
理系人材の育成を目的とした国の政策の一環ですが、田代宗弘先生は「これからの先が見えない混沌とした時代を生き抜くためには、理系文系を問わず、すべての生徒に『課題解決能力』が必要とされる」と断言します 。そのため県相では、特別なカリキュラムとして1年生で週3時間、2年生で週2時間の「課題探究」という独自の授業を全員が履修しています 。
生徒たちは自分たちで興味のあるグループを作り、自ら設定した身近な課題について実験や研究を重ねていきます 。その行動力は校内だけに留まりません。自分たちの探究に必要だと判断すれば、連携している大学の研究室のドアを叩いたり 、学校のすぐ近くにある「国民生活センター」の高度な測定機器を借りるために直接出向いていくなど 、社会とダイレクトに繋がった非常にクリティブな学びが展開されています 。
また、神奈川県教育委員会から指定されている「学力向上進学重点校エントリー(現在は13校指定)」としての側面もあり 、他校の進路担当や英語科の教員同士が県相を拠点に集まって活発な研修・情報交換を重ねるなど 、教員全体の指導スキルを底上げするハブとしての役割も担っています 。
この8月にグラウンドが元の広さに!「オープンな校長室」で待つ生徒への想い
卒業生の皆さまにとって非常に気になるのが、長年続いていた「校舎の耐震工事」の進捗ではないでしょうか 。
校舎そのものの建て替えではないものの、昭和39年の創立時から大切に使われてきた年代物の建物の安全性を高めるため、ここ数年はグラウンドの横に大きなプレハブの仮校舎が立ち並び、体育祭や部活動のスペースが少し狭くなっていました 。田代宗弘先生からは「この大規模な耐震工事が、今年の8月にいよいよ全面完了します!」という非常に嬉しいニュースが発表されました 。
夏休み中の8月中にすべての機能が本来の校舎へと戻り、その後2〜3ヶ月をかけてプレハブの解体作業が順次進められます 。そのため、秋の終わり頃には遮るもののない、かつての広々としたすっきりとしたグラウンドが完全に戻ってくる予定です 。なお、グラウンド横にある年代物の「部室(物質)」については、現時点での建て替え予定はないそうですが 、卒業生にとっては「あの汗と涙の染み込んだ古い物質がそのまま残っているのは、むしろ嬉しいことかもしれないね」と、案内役の夏木さんと笑顔で語り合いました 。
田代宗弘先生はご自身の高校時代を「テスト前だけ必死に勉強し、大好きな卓球部の練習に明け暮れるごく普通の高校生だった」と振り返りつつ 、現在は健康管理のために通勤電車の降車駅をあえて2つ手前で降りてウォーキングを実践されているというチャーミングな一面も明かしてくださいました 。
最後に現役生たちへ向けて「校長室のカーテンはいつも全開にして、みんなの姿が見えるようにしているからね 。部活動の悩みでも、進路の相談でも、廊下で目が合った時でもいいから、いつでも遠慮なく気軽に校長室のドアを叩いて話しかけてほしい 」と、温かいメッセージを投げかけられました。田代宗弘先生の思いを込めたリクエスト曲には、辛い時にこそ立ち止まって自分を褒めてあげてほしいという願いから、いきものがかりの「心の花を咲かせよう」がスタジオに優しく響き渡りました 。
【同窓会コーナー】祝・創立60周年事業が始動!30周年当時のレジェンド講演会と芸術鑑賞会の思い出
番組後半の同窓会コーナーは、29期生のソや公平さんと33期生の南篤史さんが担当し、来年に大きな還暦の節目を迎える母校の記念事業についての最新リポートをお届けしました 。
先日、同窓会の理事メンバーから代表して3名が学校へ赴き、田代宗弘先生をはじめとする学校関係者との「創立60周年事業実行委員会」の第1回会議に出席しました 。 南さんは「33期の自分が高等学校の現役生だった頃は、学校の周年行事の裏側に大人のこんな大変な会議やお金のシビアな調整があったなんて全く知らなかった(笑)」と、大人の立場になって初めて知る実行委員会の重みに背筋が伸びた様子 。
南さん自身の在学当時(1990年代半ば)を振り返ると、ちょうど「創立30周年記念式典」が盛大に挙行された時代でした 。当時は全校生徒が相模原市民会館に一斉に集められ、厳かなセレモニーの後に行われた記念講演会のゲストには、当時のJOC(日本オリンピック委員会)の会長であり、日本サッカー界の伝説のレジェンドである岡野俊一郎さんが登壇されたそうです 。サッカー部員だった南さんにとって、岡野俊一郎さんのお話を生で聴けたことはこの上ない感動の思い出として残っています 。
会議の中では、来たる60周年の記念事業として、コロナ禍のこの2年間完全にストップしてしまっていた学校の伝統行事である「芸術鑑賞会(かつて市民会館や劇場で歌舞伎などを遠足気分で観劇した行事)」を、生徒たちのために大規模に大復活させたいという非常に魅力的なプランが検討されていることも明かされました 。「当時は冷房の効いた涼しい劇場で、解説の三味線の音を聴きながら半分寝ていたけれど(笑)、部活が合法的に休みになって友達と出かけるあの遠足のような空気は最高だった。ぜひ今の現役生たちにもあの感動を味わってほしい!」と 、周年事業の成功へ向けて同窓会としても資金面や企画面で全力でバックアップしていく決意を語り合いました 。
【同窓会事務局からのお願い】
住所や氏名、連絡先が変更になった方は、役員一同が各地を飛び回って取材を重ね、12月1日に全国一斉に発送される大切な「同窓会報(新聞)」を確実にお手元へお届けするため、同窓会ホームページの「住所変更フォーム」よりお早めにお知らせください 。
また、クラス会や学年単位での同期会、部活動のOB・OG会を開催される幹事の皆さまには、同窓会から通信費などの開催支援として「1人当たり200円の補助金」を支給しています 。詳しい申請手順についても新しくなったホームページに分かりやすく掲載されていますので、ぜひうまく活用して、仲間との再会を楽しんでくださいね 。
前任の相模高校での校長職を経て、10数年ぶりに県相の門をくぐられた田代宗弘先生 。かつては国語科の教諭として46期生の担任を務め、古文や現代文の授業で教鞭を執られていた「お帰りなさい!」な縁を持つ先生です 。
「生徒の夢や進路を叶えるために、私たち教員も常にスキルを上げ続けなければならない」とまっすぐに語る田代宗弘先生に 、現在の県相生の輝かしい日常や、まもなく完了する校舎の耐震工事の進捗についてたっぷりと伺いました。
この記事では、番組内で盛り上がったエピソードをピックアップしてお届けします。
46期の担任から19代校長へ!田代宗弘先生が見つめる「変わらない県相魂」
4月に着任されてから約3ヶ月 。10数年ぶりに校長として戻ってきた母校の印象を尋ねられると、田代宗弘先生は深い感慨とともに「昭和39年の開校以来、先輩たちが脈々と築き上げてきた『文武両道』『切磋琢磨』の精神は、今も何一つ変わらずに息づいている」と太鼓判を押されました 。
ほとんどの生徒が運動部・文化部を問わず部活動に所属し、仲間と工夫を重ねながら毎日汗を流す一方で 、学校行事にも一切手を抜きません 。番組が収録された6月には、伝統の「体育祭」が盛大に開催されました 。本番を迎えるまでの間、生徒たちは昼休みになると自発的にグラウンドや教室に集まり、応援合戦のダンス練習に明け暮れていたそうです 。
「授業が終われば行事の練習へ走り、それが終われば放課後は部活動に没頭する。3年間を常にフル回転で全力疾走しているのが県相生であり、この素晴らしい熱気あふれる伝統は、教員が無理に作ろうとして作れるものではない」と 、現役生たちの頼もしい姿に目を細めていらっしゃいました。
「答えのない問い」に挑む!大学や国民生活センターへ出向く最先端の探究授業
現在の県相を語る上で欠かせないのが、文部科学省から指定を受けている「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」としての先進的な取り組みです 。
理系人材の育成を目的とした国の政策の一環ですが、田代宗弘先生は「これからの先が見えない混沌とした時代を生き抜くためには、理系文系を問わず、すべての生徒に『課題解決能力』が必要とされる」と断言します 。そのため県相では、特別なカリキュラムとして1年生で週3時間、2年生で週2時間の「課題探究」という独自の授業を全員が履修しています 。
生徒たちは自分たちで興味のあるグループを作り、自ら設定した身近な課題について実験や研究を重ねていきます 。その行動力は校内だけに留まりません。自分たちの探究に必要だと判断すれば、連携している大学の研究室のドアを叩いたり 、学校のすぐ近くにある「国民生活センター」の高度な測定機器を借りるために直接出向いていくなど 、社会とダイレクトに繋がった非常にクリティブな学びが展開されています 。
また、神奈川県教育委員会から指定されている「学力向上進学重点校エントリー(現在は13校指定)」としての側面もあり 、他校の進路担当や英語科の教員同士が県相を拠点に集まって活発な研修・情報交換を重ねるなど 、教員全体の指導スキルを底上げするハブとしての役割も担っています 。
この8月にグラウンドが元の広さに!「オープンな校長室」で待つ生徒への想い
卒業生の皆さまにとって非常に気になるのが、長年続いていた「校舎の耐震工事」の進捗ではないでしょうか 。
校舎そのものの建て替えではないものの、昭和39年の創立時から大切に使われてきた年代物の建物の安全性を高めるため、ここ数年はグラウンドの横に大きなプレハブの仮校舎が立ち並び、体育祭や部活動のスペースが少し狭くなっていました 。田代宗弘先生からは「この大規模な耐震工事が、今年の8月にいよいよ全面完了します!」という非常に嬉しいニュースが発表されました 。
夏休み中の8月中にすべての機能が本来の校舎へと戻り、その後2〜3ヶ月をかけてプレハブの解体作業が順次進められます 。そのため、秋の終わり頃には遮るもののない、かつての広々としたすっきりとしたグラウンドが完全に戻ってくる予定です 。なお、グラウンド横にある年代物の「部室(物質)」については、現時点での建て替え予定はないそうですが 、卒業生にとっては「あの汗と涙の染み込んだ古い物質がそのまま残っているのは、むしろ嬉しいことかもしれないね」と、案内役の夏木さんと笑顔で語り合いました 。
田代宗弘先生はご自身の高校時代を「テスト前だけ必死に勉強し、大好きな卓球部の練習に明け暮れるごく普通の高校生だった」と振り返りつつ 、現在は健康管理のために通勤電車の降車駅をあえて2つ手前で降りてウォーキングを実践されているというチャーミングな一面も明かしてくださいました 。
最後に現役生たちへ向けて「校長室のカーテンはいつも全開にして、みんなの姿が見えるようにしているからね 。部活動の悩みでも、進路の相談でも、廊下で目が合った時でもいいから、いつでも遠慮なく気軽に校長室のドアを叩いて話しかけてほしい 」と、温かいメッセージを投げかけられました。田代宗弘先生の思いを込めたリクエスト曲には、辛い時にこそ立ち止まって自分を褒めてあげてほしいという願いから、いきものがかりの「心の花を咲かせよう」がスタジオに優しく響き渡りました 。
【同窓会コーナー】祝・創立60周年事業が始動!30周年当時のレジェンド講演会と芸術鑑賞会の思い出
番組後半の同窓会コーナーは、29期生のソや公平さんと33期生の南篤史さんが担当し、来年に大きな還暦の節目を迎える母校の記念事業についての最新リポートをお届けしました 。
先日、同窓会の理事メンバーから代表して3名が学校へ赴き、田代宗弘先生をはじめとする学校関係者との「創立60周年事業実行委員会」の第1回会議に出席しました 。 南さんは「33期の自分が高等学校の現役生だった頃は、学校の周年行事の裏側に大人のこんな大変な会議やお金のシビアな調整があったなんて全く知らなかった(笑)」と、大人の立場になって初めて知る実行委員会の重みに背筋が伸びた様子 。
南さん自身の在学当時(1990年代半ば)を振り返ると、ちょうど「創立30周年記念式典」が盛大に挙行された時代でした 。当時は全校生徒が相模原市民会館に一斉に集められ、厳かなセレモニーの後に行われた記念講演会のゲストには、当時のJOC(日本オリンピック委員会)の会長であり、日本サッカー界の伝説のレジェンドである岡野俊一郎さんが登壇されたそうです 。サッカー部員だった南さんにとって、岡野俊一郎さんのお話を生で聴けたことはこの上ない感動の思い出として残っています 。
会議の中では、来たる60周年の記念事業として、コロナ禍のこの2年間完全にストップしてしまっていた学校の伝統行事である「芸術鑑賞会(かつて市民会館や劇場で歌舞伎などを遠足気分で観劇した行事)」を、生徒たちのために大規模に大復活させたいという非常に魅力的なプランが検討されていることも明かされました 。「当時は冷房の効いた涼しい劇場で、解説の三味線の音を聴きながら半分寝ていたけれど(笑)、部活が合法的に休みになって友達と出かけるあの遠足のような空気は最高だった。ぜひ今の現役生たちにもあの感動を味わってほしい!」と 、周年事業の成功へ向けて同窓会としても資金面や企画面で全力でバックアップしていく決意を語り合いました 。
【同窓会事務局からのお願い】
住所や氏名、連絡先が変更になった方は、役員一同が各地を飛び回って取材を重ね、12月1日に全国一斉に発送される大切な「同窓会報(新聞)」を確実にお手元へお届けするため、同窓会ホームページの「住所変更フォーム」よりお早めにお知らせください 。
また、クラス会や学年単位での同期会、部活動のOB・OG会を開催される幹事の皆さまには、同窓会から通信費などの開催支援として「1人当たり200円の補助金」を支給しています 。詳しい申請手順についても新しくなったホームページに分かりやすく掲載されていますので、ぜひうまく活用して、仲間との再会を楽しんでくださいね 。