シーズン12 第10回

【GOGO!県相】シーズン12「第10回」

放送内容

神奈川県立相模原高等学校の同窓会がお送りするラジオ番組「Go!Go! 県相」。記念すべき新しい年の最初の放送となるシーズン12第10回は、母校の歴史をその誕生から知る大先輩であり、同窓会トップの佐藤功岳会長にお電話を繋いでお話を伺いました 。
現在はプールも体育館も立派に整い、創立60周年という還暦の節目を迎えた県相ですが、佐藤功岳会長が在籍した「第1期」の時代は、何もないゼロからのスタートでした 。今回は、いまの現役生や若い卒業生にとっては信じられないような、驚きとユーモアに満ちた開校当時のエピソードをたっぷりと語っていただきました 。
この記事では、番組内で盛り上がったエピソードをピックアップしてお届けします 。
市役所の体育館で入学式、プレハブでの入試。すべてが未完成だった幕開け
佐藤功岳会長が入学した1964年(昭和39年)当時、学校の校舎や設備はまだ何も揃っていませんでした 。記念すべき第1回の入学試験は、なんと近くの上溝高校の敷地内に建てられた特設のプレハブのような場所で行われたそうです 。さらに、見事合格した後に執り行われた入学式も現在の敷地ではなく、相模原市役所の前にあった昔の古い体育館を借りて実施されました 。
無事に学校生活が始まってからも、驚きの環境は続きます 。当時はプールはおろか、学校のシンボルである体育館すらまだ建設中だったため、生徒たちは工事の様子を横目で見ながら日々を過ごし、そのまま使わずに卒業していきました 。では、体育の授業はどこで行われていたかというと、なんと校舎の屋上です 。「屋上の平らなスペースにみんなで集まって、そこでドスンドスンと体を動かしていたんだよ」と笑う佐藤功岳会長 。何もない不便さの中だからこそ、1期生たちの間には独自の強い連帯感が生まれていきました 。
体育の時間はまず「石拾い」から。土ほこりにまみれたグラウンドの記憶
1期生にとって、グラウンドもまた自分たちの手で開拓していく場所でした 。当日の学校周辺は多摩丘陵のような場所だったため、出来上がったばかりのグラウンドの土には、無数の大きな石や建築の残材がゴロゴロと転がっていました 。
そのため、体育の授業が始まると、先生の指導のもとで生徒全員が横一列にズラリと並び、まずは目の前にある石を黙々と拾い集めて歩くことからスタートしていました 。この石拾いの作業が何ヶ月も続き、地面が少しずつ平らになってくると、今度は重いローラーをみんなで引っ張って地面を固める地道な作業へと移っていきました 。
こうして手作りで整えられたグラウンドだったため、ひとたび強い風が吹くと、激しい土ほこりが巻き起こり、周囲一帯が真っ白になることもしばしばでした 。当時の教室の窓サッシは隙間の多いスチール製だったため、放課後にどれだけ一生懸命に教室を掃除して帰っても、翌朝に登校すると机の上がうっすらと土ぼこりで真っ白になっていたそうです 。こうした苦労の数々も、今振り返ればすべてが懐かしく楽しい思い出として心に残っています 。
運動音痴の最下位争いと、佐藤功岳会長の知られざる「お坊さん」の素顔
幼少期からとにかく運動やスポーツが苦手だったという佐藤功岳会長 。毎年冬になると開催される、学校恒例の長距離マラソン大会は本当に気が重く、大嫌いな行事でした 。大会本番では、同じように走るのが苦手だったクラスの友人と2人で息を切らしながら並んで走り、どちらが最下位を免れるかという「ブービーメーカー」を競い合っていたという、微笑ましいエピソードを明かしてくれました 。一方で、相翼祭(文化祭・体育祭)では、大きな看板を皆で制作し、一丸となって大声を張り上げた熱い応援合戦の光景が今でも鮮明に脳裏に焼き付いています 。
また、多くの卒業生が同窓会報などで佐藤功岳会長の顔写真を目にしていますが、その私生活についてはあまり知られていません 。実は佐藤功岳会長のご職業は「僧侶(お坊さん)」です 。もともとは相模原市緑区の大島にあるお寺に住んでいましたが、高校時代にお寺の都合で横浜のお寺へと移ることになりました 。そのため、高校の後半はなんと横浜の家から遠路はるばる、毎日電車とバスを乗り継いで県相まで通学していたという、意外な通学秘話も語られました 。
そろそろ世代交代をして新しい人材に入ってもらい、みんなに共感される同窓会を運営していってほしいと率直な胸の内を語る佐藤功岳会長 。「同窓会の活動は、一歩足を踏み入れて参加してみれば本当に楽しいもの。ぜひ多くの若い卒業生にも一度気軽に事務局へ顔を出してみてほしい」と、母校の未来へ向けた温かい呼びかけで締めくくりました 。
【同窓会コーナー】フルカラー会報のこだわりと、現役生のグローバルな躍進
番組後半の同窓会コーナーは、28期生の寺田ひろみさんと13期生の平岩夏木さんが担当し、毎年12月に全国の卒業生へ一斉に発送されている「同窓会報」の裏側や、学校の最新事情についてお話ししました 。
同窓会事務局では、年に5回ほど本活的な会議を重ねて会報の制作を進めています 。現在は美しいフルカラー冊子となっており、毎号一つの部活動を詳しく載せるコーナーや、全国の様々な分野で活躍する卒業生の近況を伝える「卒業生を訪ねて」のページが大きな目玉です 。今回の会報では、昔にはなかった新しい活動として「英語ディベート同好会」がピックアップされ、大会などでも素晴らしい活躍を見せている近況が報告されました 。このコーナーへの自選・他選を問わない寄稿や推薦の連絡、活動維持費(寄付金)へのご協力もホームページから随時受け付けています 。
また、元・女子バレーボール部だった寺田さんが先日用事で母校を訪れた際、体育館の横で熱心に練習する現役のバレー部員たちを目撃しました 。今の部員たちは昔のようなブルマ姿ではなく、上下黒のスタイリッシュなTシャツとハーフパンツ姿で爽やかに活動中 。見知らぬ自分に対しても「こんにちは!」と非常に気持ちの良い挨拶を全員が返してくれたことに深く感動し、「なんて良い子たちなんだろう!」と心が温かくなったエピソードが報告されました 。
さらに、学校全体としても国際理解教育が非常に活発化しており、校内の国際交流クラブ「KIC」による主体的な活動や、3月に実施されているオーストラリアへの短期留学プログラムなど、グローバル社会に必要とされるコミュニケーションスキルを磨くための世界へ目を向けた学びが日常の風景となっています 。
【同窓会事務局からのお願い】
住所や氏名、連絡先が変更になった方は、大切な同窓会報を確実にお手元へお届けするため、同窓会ホームページの「住所変更フォーム」よりお早めにお知らせください 。
また、クラス会や学年単位での同期会、部活動のOB・OG会を開催される幹事の皆さまには、同窓会から通信費の開催支援として「1人当たり200円の補助金」を支給しています 。会報の発送時に同封されている用紙のメッセージ欄に近況を書き添えていただいたり、ホームページへのバナー広告掲載に関するお問い合わせも随時お待ちしております 。ぜひ皆さんで県相同窓会を盛り上げていきましょう !