放送内容
神奈川県立相模原高等学校の同窓会がお送りするラジオ番組「Go!Go! 県相」。シーズン11の締めくくりとなる第12回の放送では、いつも番組後半の同窓会コーナーで元気な声を届けてくれている29期生の司法書士・染谷耕平さんをメインにお迎えし、パーソナリティの平岩夏木さんとともに「人生の出会いとステージの切り替え」をテーマにした特別対談をお届けしました。
3月は別れと出会いが交錯し、大人も子供もどこか落ち着かない時期ですが、前向きに言えば「次のステップへリセットできる季節」でもあります。今回は、染谷さんが人生の大きな挫折やピンチに直面した際、なぜかいつも決定的な場面で手を差し伸べてくれたという「県相の目に見えない強力な絆」について、実体験をたっぷりと語っていただきました。
この記事では、番組内で盛り上がったエピソードをピックアップしてお届けします。
司法試験からの方向転換。ハローワークの履歴書が繋いだ「即日採用」の奇跡
大学卒業後、弁護士になるという強い夢を抱いて司法試験(旧司法試験)に挑戦し続けていた染谷さん。当時は5月の短答式試験を皮切りに、7月の論文、10月の口述面接へと続く過酷な1年のサイクルの中に身を置いており、季節感すら忘れるほどがむしゃらに机に向かっていました。しかし20代の後半を迎え、試験制度そのものが大きく変わる過渡期に差し掛かったとき、「このままプラプラしているわけにはいかない、一度大きく人生の舵を切ろう」と決意します。
働きながら次なる目標である「司法書士」の資格取得を目指すため、染谷さんはお知り合いのツテもないまま、地元のハローワークへ赴いて求人を探しました。ようやく見つけた一つの司法書士事務所に、勇気を出して履歴書を送り、面接の席へと臨みます。
切羽詰まった緊張感のなか、面接室のドアを開けて履歴書を差し出した瞬間、所長の先生が放った第一声は「あ、県相なんだね!」という一言でした。なんと、その事務所のトップである所長先生もまた、偶然にも同じ学び舎を卒業した県相の偉大なOBの先輩だったのです。それまでの堅苦しい面接の空気は一変し、お互いの共通のルーツである母校の話題で大盛り上がり。人柄を見込んでもらえたことはもちろんですが、「じゃあ、明日からもうおいでよ!」とその場ですぐに採用が決定。人生の方向転換という不安の真っ只中にいた染谷さんにとって、県相のネットワークが道を切り拓いてくれた忘れられないターニングポイントとなりました。
独立後のゼロからのスタート。奥さんの配達先で出会った「大先輩社長」の恩
その後、働きながら猛勉強を重ねて見事に難関の司法書士資格を突破した染谷さん。都内の比較的大きな司法書士法人での勤務を経て、次なるステージとして地元である相模原での「独立開業」を決意します。
しかし、地元の相模原に戻ってきたものの、1からの完全なスタートだったため、最初は当然ながら仕事の依頼など全くない状態でした。そこで染谷さんは、現在の社長である奥さまが先代(お父さま)から引き継いで経営されていた地元の印刷会社の仕事を裏から手伝うことにします。
ある日、奥さまから「古くからのお客さんの会社へ、ちょっと品物の届け物に行ってきてほしい」と頼まれ、染谷さんは配達へと向かいました。実はその取引先の会社には、以前から奥さまを通じて「今度新しく入ったうちの主人は、県相の卒業生なんですよ」という話が何気なく伝わっていました。
品物を持って事務所を訪れると、そこの会社の事務の女性が染谷さんの顔を見るなり「ぜひうちの社長に会っていってください!」と、奥の社長室へと案内してくれました。なんと、その会社の社長さんもまた、県相の創立期を支えた素晴らしい大先輩だったのです。初対面にもかかわらず、地元の後輩の独立を我が事のように喜んでくれた社長先輩は、染谷さんの人柄を大変気に入り、そこからご自身の広い人脈をフルに活かして、地元の様々な有力者や新しい仕事を次々と染谷さんへ紹介してくださいました。
「僕の人生の大きな節目を振り返ると、ピンチの時にはいつも、知らない間柄だったはずの県相の同窓生の方々がふっと現れて、温かい手を差し伸べて世界を広げてくれました。地元における県相の繋がりは本当に深く、ありがたいものです」としみじみ語る染谷さん。「3月や4月は環境が変わって不安な人も多いと思いますが、周囲に助けてくれる先輩がいたら素直に甘えて良いと思います。そして僕自身も、これからは若い後輩たちから頼られ、上手に甘えさせられるような、そんな器の大きい先輩になって母校に恩返しをしていきたいですね」と、未来への頼もしい決意を語ってくださいました。
染谷さんの人生の歩みを労うように、番組では、この1年間のゲストが選んだ思い出の名曲選(34期・青矢正斗さんのサッカー部時代の定番『振り向くな君は美しい』や、54期・宇田若葉さんの受験期のバイブルとなった日向坂46の『青春の馬』)がオンエアされ、多感な青春の記憶を鮮やかに呼び覚ましました。
【事務局通信】生徒1人1台のパソコン導入!進化する最新の学びと叙勲のニュース
番組後半の同窓会コーナーでは、パーソナリティの平岩夏木さんから、この春から大きく様変わりする母校の最新の教育環境について紹介されました 。
現在の県相では、4月の新入生から「生徒1人1台の個人所有によるデジタル端末(パソコンやタブレット)」を完全に活用した、新時代のインフラ教育が本格的にスタートしています 。データの精密な分析や、課題探究の発表資料作成などに日常的に端末が使われており 、経済的な事情等で個人での準備が難しい家庭に向けては、学校からの貸し出し用端末もしっかりと整備されています 。
昔の卒業生たちの時代には影も形もなかった先進的な学習スタイルですが、黒板の上に今も変わらず掲げられている「冷節・審議・根性」の教訓とともに、中身の人間教育を大切にしながら、後輩たちが日々頼もしくアップデートされている様子が報告されました 。
【同窓会事務局からのお願い】
住所や氏名、連絡先が変更になった方は、年に一度全国の卒業生のご自宅へお届けしている大切な同窓会報(新聞)を確実にお手元へ発送するため、同窓会ホームページの「住所変更フォーム」よりお早めにお知らせください 。
また、コロナ禍の緩和に伴い、卒業生同士の縦と横の絆を再び強固に繋ぎ直すため、クラス会、学年単位での同期会、部活動のOB・OG会を開催される幹事の皆さまには、同窓会から通信費の開催支援として「1人当たり200円の補助金」を支給しています。詳しい申請手順についてもホームページに掲載されていますので、ぜひうまくチェックして、染谷さんのように一生モノの素晴らしい県相の輪を広げるために役立ててくださいね。
3月は別れと出会いが交錯し、大人も子供もどこか落ち着かない時期ですが、前向きに言えば「次のステップへリセットできる季節」でもあります。今回は、染谷さんが人生の大きな挫折やピンチに直面した際、なぜかいつも決定的な場面で手を差し伸べてくれたという「県相の目に見えない強力な絆」について、実体験をたっぷりと語っていただきました。
この記事では、番組内で盛り上がったエピソードをピックアップしてお届けします。
司法試験からの方向転換。ハローワークの履歴書が繋いだ「即日採用」の奇跡
大学卒業後、弁護士になるという強い夢を抱いて司法試験(旧司法試験)に挑戦し続けていた染谷さん。当時は5月の短答式試験を皮切りに、7月の論文、10月の口述面接へと続く過酷な1年のサイクルの中に身を置いており、季節感すら忘れるほどがむしゃらに机に向かっていました。しかし20代の後半を迎え、試験制度そのものが大きく変わる過渡期に差し掛かったとき、「このままプラプラしているわけにはいかない、一度大きく人生の舵を切ろう」と決意します。
働きながら次なる目標である「司法書士」の資格取得を目指すため、染谷さんはお知り合いのツテもないまま、地元のハローワークへ赴いて求人を探しました。ようやく見つけた一つの司法書士事務所に、勇気を出して履歴書を送り、面接の席へと臨みます。
切羽詰まった緊張感のなか、面接室のドアを開けて履歴書を差し出した瞬間、所長の先生が放った第一声は「あ、県相なんだね!」という一言でした。なんと、その事務所のトップである所長先生もまた、偶然にも同じ学び舎を卒業した県相の偉大なOBの先輩だったのです。それまでの堅苦しい面接の空気は一変し、お互いの共通のルーツである母校の話題で大盛り上がり。人柄を見込んでもらえたことはもちろんですが、「じゃあ、明日からもうおいでよ!」とその場ですぐに採用が決定。人生の方向転換という不安の真っ只中にいた染谷さんにとって、県相のネットワークが道を切り拓いてくれた忘れられないターニングポイントとなりました。
独立後のゼロからのスタート。奥さんの配達先で出会った「大先輩社長」の恩
その後、働きながら猛勉強を重ねて見事に難関の司法書士資格を突破した染谷さん。都内の比較的大きな司法書士法人での勤務を経て、次なるステージとして地元である相模原での「独立開業」を決意します。
しかし、地元の相模原に戻ってきたものの、1からの完全なスタートだったため、最初は当然ながら仕事の依頼など全くない状態でした。そこで染谷さんは、現在の社長である奥さまが先代(お父さま)から引き継いで経営されていた地元の印刷会社の仕事を裏から手伝うことにします。
ある日、奥さまから「古くからのお客さんの会社へ、ちょっと品物の届け物に行ってきてほしい」と頼まれ、染谷さんは配達へと向かいました。実はその取引先の会社には、以前から奥さまを通じて「今度新しく入ったうちの主人は、県相の卒業生なんですよ」という話が何気なく伝わっていました。
品物を持って事務所を訪れると、そこの会社の事務の女性が染谷さんの顔を見るなり「ぜひうちの社長に会っていってください!」と、奥の社長室へと案内してくれました。なんと、その会社の社長さんもまた、県相の創立期を支えた素晴らしい大先輩だったのです。初対面にもかかわらず、地元の後輩の独立を我が事のように喜んでくれた社長先輩は、染谷さんの人柄を大変気に入り、そこからご自身の広い人脈をフルに活かして、地元の様々な有力者や新しい仕事を次々と染谷さんへ紹介してくださいました。
「僕の人生の大きな節目を振り返ると、ピンチの時にはいつも、知らない間柄だったはずの県相の同窓生の方々がふっと現れて、温かい手を差し伸べて世界を広げてくれました。地元における県相の繋がりは本当に深く、ありがたいものです」としみじみ語る染谷さん。「3月や4月は環境が変わって不安な人も多いと思いますが、周囲に助けてくれる先輩がいたら素直に甘えて良いと思います。そして僕自身も、これからは若い後輩たちから頼られ、上手に甘えさせられるような、そんな器の大きい先輩になって母校に恩返しをしていきたいですね」と、未来への頼もしい決意を語ってくださいました。
染谷さんの人生の歩みを労うように、番組では、この1年間のゲストが選んだ思い出の名曲選(34期・青矢正斗さんのサッカー部時代の定番『振り向くな君は美しい』や、54期・宇田若葉さんの受験期のバイブルとなった日向坂46の『青春の馬』)がオンエアされ、多感な青春の記憶を鮮やかに呼び覚ましました。
【事務局通信】生徒1人1台のパソコン導入!進化する最新の学びと叙勲のニュース
番組後半の同窓会コーナーでは、パーソナリティの平岩夏木さんから、この春から大きく様変わりする母校の最新の教育環境について紹介されました 。
現在の県相では、4月の新入生から「生徒1人1台の個人所有によるデジタル端末(パソコンやタブレット)」を完全に活用した、新時代のインフラ教育が本格的にスタートしています 。データの精密な分析や、課題探究の発表資料作成などに日常的に端末が使われており 、経済的な事情等で個人での準備が難しい家庭に向けては、学校からの貸し出し用端末もしっかりと整備されています 。
昔の卒業生たちの時代には影も形もなかった先進的な学習スタイルですが、黒板の上に今も変わらず掲げられている「冷節・審議・根性」の教訓とともに、中身の人間教育を大切にしながら、後輩たちが日々頼もしくアップデートされている様子が報告されました 。
【同窓会事務局からのお願い】
住所や氏名、連絡先が変更になった方は、年に一度全国の卒業生のご自宅へお届けしている大切な同窓会報(新聞)を確実にお手元へ発送するため、同窓会ホームページの「住所変更フォーム」よりお早めにお知らせください 。
また、コロナ禍の緩和に伴い、卒業生同士の縦と横の絆を再び強固に繋ぎ直すため、クラス会、学年単位での同期会、部活動のOB・OG会を開催される幹事の皆さまには、同窓会から通信費の開催支援として「1人当たり200円の補助金」を支給しています。詳しい申請手順についてもホームページに掲載されていますので、ぜひうまくチェックして、染谷さんのように一生モノの素晴らしい県相の輪を広げるために役立ててくださいね。